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ブログリレー ~特別養護老人ホーム藤花・荻川~

2024.11.02

法人本部

今月のブログを担当する特別養護老人ホーム藤花・荻川の佐藤です。

今回は、藤花・荻川で行っている『世代間交流』について書かせていただきます。

 

藤花・荻川は荻川ほのぼの保育園と同一建物内にあり、開設当初から積極的に世代間交流を行ってきました。

子どもたちが行き来し、子ども達の元気な声が聞こえるような環境で、高齢者にも子どもにも笑顔や優しさがあふれる日常を送っていました。

新型コロナウイルス感染症が流行してからは、残念ながら直接の交流を行うことができず、ビデオレターや子どもたちの手作りのプレゼントをもらう等で交流を継続していました。

今年度からは、感染症の流行状況などを確認しながら、少しずつ交流機会をつくり、以前のような賑わいが見られ始めています。

 

さて、世代間交流が重要視される時代背景として、少子高齢化や核家族化が進行しており、普段の生活のなかで高齢者と子どもが関わる機会が減少していることが挙げられます。人口減少により、地域での様々な活動における人材が不足しており、多世代での支え合いが必要となっています。

 

高齢者や子どもは、支えられる対象として特別養護老人ホームや保育園で生活していますが、その高齢者や子どもには誰かを支えることができる力があります。

そのことを、高齢者や子どもが世代間交流を通して実感し、助けることも助けを求めることもできる存在であることを自覚し、地域の多世代の支え合いの力になるということが、世代間交流の最大のメリットであると考えており、私たちの目標でもあります。

 

そして、今後は施設内だけでなく、お祭りなどのイベントで地域の方々との交流を再開させるとともに、地域の学童への学習支援などの取り組みも検討し地域の活性化につながればと願っています。皆様から様々なご意見、ご要望や交流機会をいただけますようお願いいたします。