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ブログリレー ~特別養護老人ホーム藤花~
2023.05.15
法人本部
今月のブログを担当する藤花の佐藤と申します。
今回は『ストレングスモデル』についてお話ししたいと思います。
ストレングスモデルは、1970年代からチャールズ・A・ラップ 、リチャード・J・ゴスチャ らによって、エンパワーメントモデルをベースに提唱されました。
『ストレングスモデル』の要点は、「リカバリー(その人の人生をとりもどすこと)」のために、「アスピレーション(熱望、夢、希望)」に重点を置き、「個人の強み(過去、現在、未来のすべての実験体験を含む)」と「地域の強み」を活用し、新たな生活設計や具体化を図ろうとするものです。
『メディカルモデル』が病気や障害がある人々に対して、本人の「できないこと」に着目するのに対し、『ストレングスモデル』では「できる」ことに着目した考え方です。
そもそも、『ストレングス』とは日本語では「強さ・強み」や「能力」と訳され、全ての人が持っているものです。
また、個人だけではなく環境にもストレングスがあるとされています。
個人には「熱望(目標や夢)」があり、その達成のために「能力」を使おうとし、達成することで「自信」を得て目標に向かって次の段階に移ることができます。
環境には様々な「資源(社会資源)」があり、「社会関係(人間関係)」があり、個人の目標達成のために「機会」があります。
日々、支援をしていると、病理や「できないこと」に目を向けてしまいます。
そんな自分を振り返り、対象の方の「希望」を実現するために「できること」に焦点をあてて支援していきたいと思います。