2019.02.21
特別養護老人ホーム藤花・荻川
1月17日(木)に地域交流スペースにて、
「ケアを拒否する認知症利用者にも活用できる実践方法 ~フランスで開発されたユマニチュード~」について研修を行いました。
当日は介護老人保健施設さくら苑の介護副主任 神田慎二様よりお話をして頂きました。
ユマニチュードについて簡単に説明させて頂きますと、フランスのイブ・ジネスト、ロゼットマレスコッティ両氏より提唱され開始された介護に対して抵抗が見られる認知症の方への関わり方のメソッドになります。
近年注目されておりテレビや新聞などでも度々取り上げられているメソッドになります。
キーワードは「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つです。
この4つの基本動作を組合わせて認知症の方と関ることで認知症による介護への抵抗が少なくなり、寝たきりだった方も元気になるとのことです。
入居者様を「見る」事や「話す」事は普段の支援の中で常に行っている事ではありますがユマニチュードを意識すると今までの方法とは異なる点もある事が分かりました。
見る時の視線の合わせ方や、話すときの声のトーンの高さも重要ですし話すときの距離もとても大切です。
自分の普段の視線の合わせ方や声の高さなど普段できていると思ってもさらなる工夫も必要であると知りました。
そういったメソッドの仕組みと実践の方法を神田様よりお話していただき、排泄支援を例にして実際にユマニチュードの技法を指導して頂きました。
今までの自分たちの入居者様への関わり方を見直し、このユマニチュードを意識して支援していきたいと思います。