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ブログリレー ~荻川ほのぼの保育園~
2024.06.21
法人本部
今月担当いたします荻川ほのぼの保育園の坂井と申します。
6月に入り、気温や気候など初夏に向けた準備や変化が感じられるようになりました。
来月からは荻川ほのぼの保育園も「プールあそび」が始まります。
プールの設置も無事に終わり、より子どもたちも気持ちが高まり、待ちに待った活動の一つを期待
している様子が伺えています
さて、水あそびが始まるこの時期、気をつけたい皮膚トラブルである「水いぼ」について少し詳しく
お伝えしたいと思います。子どもたちが楽しみにしている夏のあそびを存分に楽しめるためにも、症状
についてや対策と予防等を今後の参考にしていただければと思います。
- 水いぼ(伝染性軟属腫)
~主な症状~
・突然出る、痛みもかゆみもない光沢のあるいぼ
・わきの下、脇腹、おなか、ひじ、ひざなどに多い
・半年~1年で自然に消える
~登園について~
登園の制限はない。かきこわしてじゅくじゅくしているときは、感染する可能性があるので
ガーゼなどで覆う。
~押さえておくポイント~
<予防その1> プール用具やタオルの共有は避ける
→ いぼがつぶれて、中の液が肌につくことで感染します。
プールでビート板や浮き輪、タオルを共有することは避けましょう。
いぼがつぶれなければ、プールなどの水で感染することはありません。
<予防その2> 肌の露出を抑える
→ 肌と肌が接触する機会があれば、水いぼは周囲へ感染してしまいます。
プールの際はラッシュガードや防水性のバンドエイドなどで覆いましょう。
<予防その3> プールや水あそび、お風呂の後はしっかりと洗い流す
→ あそんだ後や入浴後は、シャワーなどの流水でしっかりと洗い流しましょう。
<予防その4> 肌を乾燥させず、かきこわさない
→ 肌の乾燥からバリア機能が低下することで感染しやすくなります。
日頃の保湿ケアは水いぼの予防にも役立ちます。
爪を短く切り、清潔に保つことで、かきこわしを防ぐことができます。
「水いぼ」は数か月から数年で自然と治るとされています。多くの水いぼの症例を確認してきた経験
から、水いぼの個数が少ないうちに適切な治療を受けることで、感染拡大を防ぎ、治療期間も短縮でき
ると思います。「水いぼかな?」と思った際は、早めに医療機関へ相談してみましょう。
また、似たような症状で「とびび」にも気をつけたい時期でもあります。
虫刺されや切り傷、湿疹の後にできる「膿」をもったようなかゆみのある水疱がやぶけて中の液がほか
の部分につくと次々にとびひが拡がります。虫刺されを早めにケアすること、水疱を見つけたらすぐに
ガーゼで覆うこと、そして早めの受診が何より大切になります。
「とびひ」は完治が大事です。症状が落ち着いたからと治療をやめてしまうと再び悪化します。
薬は医師の指示通りに使うことが大切です。
「とびひ」は水を介してうつりますので、完治するまではプールには入れません。
「水いぼ」と「とびひ」は似ている部分もあります。対応や気をつけるべきポイントを踏まえながら
気になる肌トラブルがあった際は、早めの受診と相談をしていくことを大切にしていきたいですね。