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ブログリレー ~荻川ほのぼの保育園~
2022.10.17
法人本部
荻川ほのぼの保育園の主任保育士の今井と申します。
先日運動会がありました。
毎年この時期になると、保育園は子どもたちが頑張っている足音や声援が響き渡っています。
そんな姿を見ると、4月から大きく成長したことを実感する毎日です。
運動会の経験を通して、身体的能力はもちろんのこと心も大きく成長しているように感じます。
お友だちと協力する気持ち、勝ち負けで経験する喜びと悔しさ、達成感など…
普段とは違った環境の中で、様々なことを経験し、心も大きく成長している子どもたちです。
心の成長に必要なものとして3つの事が挙げられています。
1つ目は、自分自身や過去の経験を肯定することです。
子どもたちは自分自身で過去を振り返り肯定することは難しいと思うので、周りの大人が過去にできたことについて、
ひとつひとつを褒めてあげる姿勢が大切になります。
保育園では、成功はもちろん、失敗しても必ず肯定的な声かけを行っています。失敗を恐れない気持ちを育んでいます。
2つ目は経験から活かせるものを探すことです。
過去の失敗やうまくいった経験には、必ず未来に活かせるヒントが眠っています。
これから生きていく上でいざという時に、たくさんのヒントを持っていることは、自分自身の強みになると思います。
保育園は家庭とは違った様々な経験ができる場所となっています。また、親御さんの元を離れた初めての社会の場となります。
ただ、経験をするだけで終わらないように、子どもたちと一緒に振り返りを行い、
どこが良かったか、どうしたら良かったか等を考える時間も、年齢に応じて設けることによって、
子どもたち自身で未来のヒントを掴んでいます。
3つ目は目標を持つことです。
過去・現在・未来を通して常に自分を分析し、よりよい未来へ向けて行動していける人が、心の成長を実現できます。
保育園でも何かに取り組む時は、目標を持って取り組めるようにしています。子ども自身が目標を考えたり、
保育士と一緒に考えたりしています。そして目標を持つことで、子どもたちもどんな事を頑張れば良いのか明確になり、
意欲的に取り組むことができます。
このように子どもたちの心の成長に必要な支援や環境を考えながら保育している日々です。
そして、一番大切なのは子どもたち自身が自分で心を育てていく事です。
まだまだ成長段階にある子どもたちです。これからたくさんの経験を重ね、そしていろいろな感情とぶつかり、
様々な葛藤が生まれたりするとは思います。そんな姿を温かく見守りながら、心の強い子になってほしいと日々願っています。