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ブログリレー ~ほのぼの保育園~
2022.06.23
法人本部
『子どもにとっての安心基地になろう。』
ほのぼの保育園 園長 畠山です。
私たちの保育園では子どもとの愛着形成を一番に考え保育を行っています。
新年度、保護者から離れ不安や寂しさを体いっぱい表現していた子どもたちを受け止め、寄り添い、その子のペースで時間を掛けながら信頼関係を築き、愛着形成ができたことで気づけば泣き声でにぎやかだった新入園児(特に0、1歳児)も今では泣かずに登園し、クラスで子どもたちが元気に遊び、保育士に甘える姿が見られるようになりました。
自論ですが、その愛着の形成は保育士だけで作るのではなく、保育園全体の機能(施設環境、保育士以外の職員など・・・)で形成されていなければいけないと考えます。いわゆる愛着形成の基地機能です。
愛着形成の基地機能には3つの基地があります。
ご存じの方も多いと思いますので詳しい内容は記述いたしませんが、
- 安全基地機能・・・子どもが「守られている」と感じること。
- 安心基地機能・・・子どもが、その人または場所、環境、匂い、物など「気持ちが落ち着く、ほっとする。安ら
ぐ、楽しくなる、癒される」と感じること。
- 探索基地機能・・・子どもが自立した行動をするうえで「安全・安心基地から離れる(離れてもいい)」
「安全・安心基地に戻れる(戻ってもいい)」と感じ活動すること。
これら3つの基地を機能させるために当園では様々なことに取り組んでいます。
園のスローガンとして‟(職員)全員保育“を掲げているのもその一つです。
また、この3つの機能のうち重要視しているのは②安心基地機能です。当法人の運営理念の中にも安心を優先することでその人(子)らしさを尊重する支援を行う旨を謳っています。
この安心基地機能は、園生活の中で日々職員からの愛情の再確認を積み重ねることで形成されていきます。
一緒にハイハイして「楽しいね!」と声掛けすることで‟同じ気持ち“を共有したり、踊りや遊びなど同じ行動をすることで‟つながり”を感じたり、「やったー!」「すごいね。」「よかったね。」など肯定的な言葉かけをし、子ども自身が「ポジティブな感情」を育むことをゴールとしています。
そしてこれからも、私たちが子どもたちにとっての安心基地となるべく、たくさんたくさん愛情をもって保育をしていきたいと思います。