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ブログリレー
2019.01.07
法人本部
明けましておめでとうございます。
今月のブログリレーを担当させて頂きます、藤の木原デイサービスセンター
施設長の吉澤です。
昨年の4月より藤の木の里(ショートステイ)と兼務で管理者を拝命し
もうすぐ1年がたとうとしています。前任者や周囲のスタッフに支えられ
何とか乗り切っているといった感想ですが、少しずつ自分のやりたい事や
目指す所へ向かって行きたいと思っています。
さて、ここ最近気になっている映画がありまして、「こんな夜更けにバナナかよ」
現在公開中のようです。
まだ観てはいないのですが、筋ジストロフィーという難病になってしまった
鹿野晴明さんが同じ難病のアメリカ人との出会いをきっかけに、自らが居た施設を
出て自立した生活を始めるという実話の映画化です。
私たち福祉の仕事に携わるものとして、鹿野さんの視点がすごく関心を抱くものでした。
筋ジストロフィーという難病を抱えている鹿野さんにとって介助は24時間必要な
事です。その鹿野さんにとっての自立とは・・・・
自らがやりたい事を自分の意思で決めること。誰かの手を借りなければいけないのに
何てわがままな考え方だ!と思われてしまいそうですが、それを無償で手助けしてくれて
いた人が沢山いたというのは鹿野さんに人としての魅力があったんだろうなと思うところです。
日本人は他人に迷惑を掛けないよう子どもの頃から教育されているが、外国(インドだったかな?)
では他人に迷惑を掛けるのは生きていく上で当たり前のこと。だからこそ他人に寛容であるべき。
という考え方のようです。
私はこの手の話をすると両極端なので、どちらも行き過ぎないちょうど良い考えが良いと思いますが、
日本人のように誰かの手を借りることを極端に嫌がる必要も無いかなと考えています。
手を借りることは当たり前ではなくてもそういう事が必要な時があって、その時は助けて
もらえば良い。助け助けられて・・・支えあって他人と共生できる世の中になってくれたら
よいなぁ、と新年から大きな話をしてしまいました。
私たちの仕事は日々、何らかの障がいを抱えた高齢者の支援です。
私たちの支援によって高齢者が自立することを諦めなくて良い生活が送れるよう、これからも
スタッフと共にやっていこうと思います。